2007/08/06

Google Interview (電話面接その2)

最初の電話面接からちょうど1週間後にGoogleの別の担当者から"Please Confirm Phone Screen"と題するメールが来て2回目の電話面接の日取りが決められました。最初の面接の時に伝えておいた希望日時通りになりました。それにしてもInterviewを受ける相手に対して"Screen"とは失礼な!!(ま、きっと何も考えてないんでしょう)

2回目の面接はもっと難しい質問になるということでしたので、色々調べたり勉強したりしました。アルゴリズムの本なども買って今さらながら読み直してみました。コンピュータ関連の用語は普段使いますので問題ないですが、大昔に日本で勉強した数学用語なんかも英語で言えないと困りますから、とりあえずアルゴリズム関係で使いそうな用語はざっと見ておきました。今さらですが、階乗はFactorial、多項式はPolynomial、帰納法はInductionというんですね。。

2回目の面接はネットワークとUNIX関連がほとんどでした。最初は30分と言ってましたが、結局50分くらい掛かりましたね。なかなか疲れます。今回はTechnical Interviewということで、技術そのものが問われますからかなり緊張しました。

その質問内容ですが、こんなのからスタートしました。
−今までで一番難しかった仕事は?
ま、よくありそうな質問ですね。が、私は逆に焦りました。こんな平凡な質問でなく、もっとGoogleらしい質問を想定していたからです。もう随分昔にやったプロジェクトの説明を適当にしましたが、先方は理解してるのかしてないのか特に反応もなく、次の質問に進みました。

ま、ここからが本番ということでしょう。まずは、
− ◯◯◯(ネットワークプロトコルの名前)とは何?
うーん、バカにしとるのか、というような質問でしたが、これもどの程度まで深く答えられるかが鍵なんでしょうかね。私は昔プロトコルの設計をしたことがあるので、そんな話を交えながら説明しました。この後の質問として覚えているところとしては、、
−どのようにコネクションを張るか?
−◯◯◯番号とは何?
というところでした。その後はネットワーク機器の質問がいくつか
−◯◯と◯◯の違いは何?
−◯◯ではどうやって宛先を見極めるの?
といったようなとこでした。

次にUNIX系の質問に移りました。
−◯◯はどうやって消去する?
うーん、やはり最初はバカにしたような質問になるようです。次の質問は
−"◯◯"という名前の◯◯はどうやって消去するか?
いきなり引っかけ問題でした。
次の質問
−◯◯コマンドとは何をするもの?
これは英語圏の人はコマンド名に釣られて安易に答えてしまうのでしょうか。私は日本人なんで引っかからずに済んだと言えるかも知れません。次はこれに関連して、
−◯◯◯◯を受け取るとどんな動作をするか?
といった質問が来ました。これも適当に答えると、
−◯◯レベルに渡らない◯◯◯◯は何?
といった質問をされました。質問の連鎖はよく練られているようです。UNIX関連の最後は、
−◯◯◯◯プロセスとは何?
という質問でした。

ここまでの質問は答えるのにそんなに苦労しませんでした。要は知識があるかどうかの問題で、知っていれば簡単に答えられますし、知らなくてもそれっぽいことを言うしかありません。先方は私の解答に対しては"OK"としか応答せず、それが当たっているのか外れているのかさっぱり手応えがありませんでした。そして、その後が大変でした。

紙とペンを用意しろというので覚悟はしましたが、ま、彼らの検索エンジンの一部の設計をしろというような内容でした:
−◯◯台のマシンがあり、ファイル中に膨大なQueryが格納されている。Queryのランキングを取り出すソフトウェアを設計しろ。

細かい数字はあえて臥せておきますが、私には電話面接にふさわしい質問とは思えませんでした。僅か5分か10分でできるようなものとも到底思えませんでした。私は、こんな短時間でやるのは難しいよ、とか、ここはRadix系のサーチが良いかな、などとブツクサ文句言いながら説明を試みました。結局、途中で時間切れになってしまったので、自分としては不満の残る後味の悪い結果となってしまいました。。

この時間切れの後に、私の方から質問があるか?と聞かれました。もうかなり頭の中が真っ白だったので、もうどうでもいいよ、と思いましたが、とりあえず、Google内のプロジェクトは何人くらいの単位でやってるの?とかデッドラインなどはどうやって決めてるか?など当たり障りのない質問をして、最後に礼を言って切りました。

後味の悪い最後でしたので、この週末は電話で質問されたことばかり考えていました。あの時、もう少し頭が回っていれば、こういう風にも答えられたなどと考えたり、あるいは、私のたどたどしい英語のせいで落とされたりしないだろうか?などと考えたり。まぁ、考えても仕方ないのですが。。これで終わりかもなぁ、などと思いながらも、妻には「もう1回くらいあるといいなぁ。」などと言いながら少し引きつった笑顔を見せるのが精一杯でした。

果して1週間後にどのような回答があるでしょうか。。

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